MENU

高齢者のよくある病気「腰部脊柱管狭窄症」とは?

当ページのリンクには広告が含まれています。

予期せぬ激しい痛みと歩行困難ぎっくり腰だと思ったら…

季節が春へと移りゆく頃、庭の草抜きをしていたら急に腰に激痛が襲いその場を這うようにしてやっと家の中へ!

実は3年前くらいから腰痛の症状がありましたが、一番酷いと感じた痛みでした。

もし、外出先であったなら救急搬送されていたかも知れません。例えて言うなら、骨盤が痛みでグイグイ押されて下半身が固まって行く感じです。何とか痛みを和らげる態勢を取ろうとして、少しでも動くと悲鳴を上げたくなるほどの激痛でこの日から2日間、動く事も歩く事も出来ず半介護状態でした。

かろうじて、トイレには這って行き便座には何とか座れて用を足す事ができましたが、トイレに行くだけで有りったけの体力を使い果たす感じでした。「自力でトイレに行けなくなったら終わりだ!」という思いで必死で痛みと戦いました。

3日後、整形を受診し、レントゲンとMRI検査から腰部脊椎管狭窄症だった事がわかりました。

目次

腰部脊椎管狭窄症とは

どんな病気?

腰部脊椎管狭窄症とは、腰(腰椎)の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる病気です。中高年に多く見られます。

写真で正常な脊椎と腰部脊柱管狭窄症の違いを比較すると、明らかに脊柱管が狭くなっている事がわかります。

脊柱管は背骨、椎間板、関節、靭帯などで囲まれた脊椎の神経が通るトンネルです。年を取ると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、靭帯が厚くなって脊柱管が狭くなることから脊柱管狭窄症が発症します。

主な原因

加齢、労働、あるいは背骨の病気による影響で変形した椎間板と、椎骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。

こんな人は注意!

50歳以上   長年の腰痛がある   歩くと足がしびれて休むと治る

症状

この病気では長い距離を続けて歩くことができません。代表的な症状として、歩行を休息を繰り返す間欠跛行(かんけつはこう)です。
間欠跛行は背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、下肢が痛んだり、しびれが出たり歩きづらくなりますが、前かがみで少し休むとまた歩けるようになります。
腰の痛みはあまり強くなく、安静にしていればほとんど症状はありません。
ひとことで言うと「歩くと足がしびれるけど、休むと回復する」病気です。進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿が漏れるもあります。

保存療法(基本の治療)…リハビリテーション・コルセット・神経ブロック・投薬

手術療法(必要な場合)…日常生活に支障をきたす場合に手術で神経の圧迫を取り除く事ができます。

日常生活での注意点…長時間の立ちっぱなしを避ける、まえかがみで休息をとる、自転車の移動は良い運動になる。

安全性が高くて効果が出やすいトレーニング3つ

膝抱えストレッチ : 仰向けに寝る 両膝をゆっくり胸に引き寄せる そのまま10〜20秒キープ

ドローイン(お腹のインナーマッスル) : 仰向けで膝を立てる お腹をへこませる(息は止めない) そのまま10秒キープ × 5回

お尻上げ(ブリッジ) : 仰向けで膝を立てる ゆっくりお尻を持ち上げる 肩〜膝が一直線になったら5キープ ゆっくり下ろす

どのくらいの人がかかる?遺伝的要素はあるの?

腰部脊柱管狭窄症はかなり多い病気で、日本では40代以降徐々に増え、60代でかなりの人に見られます。高齢になるほど増えて、 60代:約10〜20%  70代以上:20〜30%前後 の人がかかっています。

ただし、MRIで狭窄が判明しても症状が出るのはその一部で、私のように狭窄症あり(背景として) ぎっくり腰タイプの痛みを繰り返すという例は良くある組み合わせなのそうです。

このように激痛で固まった状態になったら、とにかく安静にして痛みが引く頃、整形外科を受診してレントゲンやMRIで正しい診断を受ける事が大切です。

狭窄があると分かった以上は、どんな動きがだめなのか注意するようになりました。とにかく無理をしない事!これが一番効果的です。

私の両親と母の弟がこの病気だった事から、遺伝病を疑いましたが、腰部脊柱管狭窄症ははっきりした遺伝病ではないということです。
ただし、なりやすさに関しては“体質的な影響(遺伝的要素)”はあると考えられています。

親から受け継ぐ体質的なものとして、

もともと脊柱管がやや狭い   姿勢や骨の形などの骨格   椎間板の弱さ

しかし、実際に症状が出るかは加齢や仕事・家事などの負担、体幹の筋力の低下などの影響が大きくなりやすい体質は遺伝すると考えられています。

日常生活で気を付ける事

  • 立つとき座ると菌など、動作はゆっくりと(特に大事)
  • まえかがみや中腰で作業するようにして、腰だけで動かない
  • 座りっぱなし,立ちっぱなし等同じ姿勢を続けない
  • 腰を冷やさない
  • 張りや違和感を感じたら作業等を止めて無理をしない
  • 軽いウォーキングやお風呂で温める。また無理をしない程度の体操
  • 急いで動く事や痛くないからと言って一気に動いたり、「これくらい大丈夫」などの油断が再発の原因になる

まとめ

  • 腰部脊柱管狭窄症の原因・症状・治療
  • 治療には保存療法と手術療法がある
  • 腰部脊柱管狭窄症に罹患率となりやすい体質
  • 日常生活で気を付けたい事 特に大事なのは無理をせずゆっくりと動く

参考資料;日本整形外科学会 整形外科シリーズ8 腰部脊柱管狭窄症  

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次